新聞等で紹介された「天空のトイレ」です。
西日本最高峰の霊山、石鎚山は標高が1,982mで山頂付近の標高1,820mにあるニの鎖場近くにトイレは設けられました。工事は夏場の3ヶ月、資材は全て空輸ですが夏場は霧が多発し、思うように資材が運べず秋口になってようやく工事が本格的に進むような状態でした。仕上げ工事は11月に入ってしまい、気温が氷点下5度の日もあり、厳しい現場でしたが、水も電気もない山頂付近に環境配慮型(土壌処理による洗浄水再利用トイレシステム)のトイレが完成しました。内外共全てを愛媛県産の桧と杉で仕上げています。冬期は積雪が2m、天井裏のロフトに外部から直接入れ、避難小屋として使われます。