本施設は、地域・まちづくりの拠点として、地元の要望を丁寧に反映し、地域活動や交流、学び、行政窓口など多様な機能を備えた、親しみやすく開かれた空間を目指して計画されました。
施工は地場の大工が担い、地場産木材を積極的に活用している。なかでも集会場棟は、CLT工法の普及を目的に、壁・屋根・玄関庇に至るまで一貫してCLT材を採用し、木構造の可能性を体現しました。
地域活性化に貢献する多目的スペースは、ICTの活用に対応し、平時の様々な活動に加えて、災害時には避難所として機能するなど、日常生活と非常時の双方を支える場として計画しました。