佐田岬半島ミュージアム【公式】 – この半島はすべて「奇跡」でできている。 (sadamisakihanto-museum.jp)
四国最西端の佐田岬半島に位置する既存の「道の駅 瀬戸農業公園」をリノベーション(増築・改修)して再生するプロジェクト。
佐田岬半島の自然・歴史・文化を展示する博物館、カフェ、岬藍(藍染作家の体験型ショップ)、展望台で構成される複合施設です。
既存建物(道の駅)は、外壁面のペリメータ―ゾーンにメンテナンス通路を確保して、温湿度調整を行った博物館の展示室を計画、耐火性能のある鉄筋コンクリート造の収蔵庫とバックヤードを増築にて構成しました。
前面道路と駐車場からの高低差のある法面を削り、開放的なガラスファサードの建物を増築しました。地階(駐車場レベル)に藍染ショップ、1階(既存レベル)に多目的会議室やカフェ、そして屋上には、瀬戸内海と宇和海の2つの海が見渡せる展望広場を配置して、エレベーターと階段で繋ぐ構成とし、博物館との連携を図りながら人の流れを創出します。
2つの海に挟まれた特異な地形が織りなす佐田岬半島のミュージアムが、人々の集う新たな賑わいの場となる建築を目指しました。
(JAAFえひめ 2024.May No.43 掲載)