新企画設計

  佐田岬半島ミュージアム 

DATA
住所
:愛媛県西宇和郡伊方町塩成字横峯乙293
構造
:鉄骨造
延床面積
:878.99 ㎡ + 既設 453.75㎡
概 要

佐田岬半島ミュージアム【公式】 – この半島はすべて「奇跡」でできている。 (sadamisakihanto-museum.jp)

 

四国最西端の佐田岬半島に位置する既存の「道の駅 瀬戸農業公園」をリノベーション(増築・改修)して再生するプロジェクト。

佐田岬半島の自然・歴史・文化を展示する博物館、カフェ、岬藍(藍染作家の体験型ショップ)、展望台で構成される複合施設です。

既存建物(道の駅)は、外壁面のペリメータ―ゾーンにメンテナンス通路を確保して、温湿度調整を行った博物館の展示室を計画、耐火性能のある鉄筋コンクリート造の収蔵庫とバックヤードを増築にて構成しました。

前面道路と駐車場からの高低差のある法面を削り、開放的なガラスファサードの建物を増築しました。地階(駐車場レベル)に藍染ショップ、1階(既存レベル)に多目的会議室やカフェ、そして屋上には、瀬戸内海と宇和海の2つの海が見渡せる展望広場を配置して、エレベーターと階段で繋ぐ構成とし、博物館との連携を図りながら人の流れを創出します。

2つの海に挟まれた特異な地形が織りなす佐田岬半島のミュージアムが、人々の集う新たな賑わいの場となる建築を目指しました。

(JAAFえひめ 2024.May No.43 掲載)

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